2013.5.20発行

特集
■現場で使える床下換気販促ツール「デモキット」制作中、近日完成
■風太郎ブロワー24Hシステムコントローラー開発中
■買い替え需要へのアプローチが活発化しています
□弊社の名前をかたった点検販売にご注意ください
□商品価改正のお知らせ
□ネットワークカメラSS-IPCam好評発売中
□太陽光パネル設置住宅の注意点

LinkIconBack No.36を開く(約6MB)

2013年 第36号SEIHOオフィシャルニュースレター 2013年 第36号

HISTORY OF S ~SEIHO小史~

7k8o.jpgSEIHO小史 わが人生七転八起第36回「これからの生産方針-前編-


 都心に機能が集中し、マヒ状態にあるのを打開するために、近年、海浜を造成したり、既存の浜を活用し、情報化・高齢化・国際化に対応する新しい街を造ることが、アメリカ、イギリスなどから入ってきた。ウォーターフロント開発である。福岡でも「ベイサイドプレス」が数年前に完成したが、東京湾東部を埋め立てた千葉市の「幕張メッセ」が規模、内容からもわが国を代表するウォーターフロント開発であろう。

 その一角で、平成六年春、全国小型モーター・ショウが開催され、西邦電機は初めて一五種のモーターを出品することができた。わが社のモーターが、業界で認められたのである。モーター一筋に生きて四十年ちかい歳月が経過していた。自社ブランド
のモーターを生産を始めて、やがて九年になる。その会場に立って、私はこみあがる感慨を抑えることはできなかった。

 平成七年四月、幕張メッセで開かれた全国小型モーターショウには、油圧モーター、シャッター上下動モーターなどの新製品をはじめ三〇点のモーターを出展した。展示はわずか三日間だったが、その後も問い合わせが全国から殺到した。わが社の特
色であり、また、売り物としている少ロット多品種、短納期性が好評を博した。

 モーターの製造・販売は、これからも新商品の開発とともに、会社を引っ張っていく大きな原動力となることを確信した。

 モーター製造においては、私は次の二つの拠点で機能を分担させて考えている。

 少量多品種のモーターは自社の工場で対応するが、大量の場合は技術提携している中国の工場で製造させる。一ドルが一〇〇円を割り込み、円高が急激に進展するに従って、製造業の海外拠点化により一層拍車がかかっている。わが社の場合も、生産極点の海外シフトにならった。中国は労働者の資金は、日本人の四〇分の一ほど、月五〇〇円程度である。つまり、日本人一人の経費で、中国では、四十人もの労働者を雇うことができるのだ。そのことからしても、中国に工場をもつことのメリットがいかに大きいか、わかってもらえるだろう。大量生産であればなおさらのことだ。

 だが、問題がないわけではない。

 第一の問題は品質である。製品には均一な品質が求められる。製品にバラつきがあっては困るのだ。第二は納期の問題である。約束の期日に、注文どおりの数量が得られるか。つまり、ビジネスライクにことを進めることができるか。この点に若干の不安を抱いて、中国に渡ったのだった。