高齢者を狙った、オレオレ詐欺や振り込め詐欺といったいわゆる「ニセ電話詐欺」が多発しています。福岡県では令和元年中の「ニセ電話詐欺」被害者は高齢者が約7割となっています。犯行の手口を知り、ご家族でよく話し合い騙されないようにすることが重要です。
詐欺師は言葉巧みに誘導します。暗証番号記載のメモやキャッシュカードを封筒などに入れ受け取ります。
その言葉の中には詐欺師の使う「キーワード」がありその言葉を覚えておけば冷静に対応することができます。一度電話を切り警察や家族に相談することで未然に防げる可能性が高まります。
○その「キーワード」怪しい!
・詐欺グループを捕まえた
・リストにあなたの名前がある
・あなたのカードが不正利用されている
・カードの暗証番号教えて
・保険料の還付があるので口座に振り込む
・受け取るにはカードを新しくする必要がある
これらの電話の後に、犯人が訪問し封筒を受け取ります。
犯人はキャッシュカードなどを手に入れた後にコンビニなどのATMで出金するのです。
○対策
・怪しい「キーワード」がでてきたら。「わかりません」とすぐに電話を切り無視する
・電話で「お金」の話しはすべて詐欺、「わかりません」とすぐに電話を切り無視する
・つられて返事をしない、すぐに契約しない
・少しでも違和感、心配を感じたらすぐに警察に相談する
・心当たりのないメールやSMSは開かず無視する
・知らない電子メールなど魅力的な内容であっても記載されたリンクを容易に開かない
○#9110
警察の相談専用電話「#9110」をご存知ですか。警察では事件や事故に至っていなくても暮らしの安全に関する相談を受け付ける電話番号があります。不審な電話やメールなどを受けた際は「#9110」に相談しましょう。